がん看護学専攻分野(修士課程および博士後期課程)

修士課程専攻分野の紹介

広く地域および施設において、がんの早期発見と治療、継続ケア、さらに緩和ケアなどにおけるニーズに専門的に応えられる人材を育成しています。特に臨床においてがん看護のスペシャリストとしての役割が取れることを重視しています。特に、がん看護学分野はわが国ではじめて開設された大学院修士課程です。ほとんどの修了生はがん看護専門看護師となって、全国で活躍しています。

博士課程専攻分野の紹介

今日の社会的要請に応えて、看護教育機関および看護実践の分野において、がん看護の質の向上を目指して活躍できる教育者、研究者、ならびに高度な専門職業人を育成しています。がん看護学専門分野は直接的なケアに焦点を当てケアの向上を図るための実践看護学分野です。

構成メンバー

教授 久保 五月小山 友里江三藤 久
准教授 松原 康美
大学院生 博士課程 3名
修士課程 5名

主な活動

※授業科目の概要・シラバスについてはこちらをご覧下さい。

主催・共催している研究プログラム・実践活動など

がん体験者の自助グループ「つくしの会」の活動支援

「つくしの会」は、がんを体験した人が自分の気持ちや考えをありのままに‘語りあい’、辛さや悲しさ、時には喜びをみんなで‘分かち合い’、そして互いに‘助け合う’ための場です。平成9年の発足以来、がん看護分野の教員・学生はサポーターとして、会の活動を支援し続けています。
「つくしの会」での出会いは、私たちに困難に立ち向かう人間の強さと、深い思いやりの心を教えてくれます。

会の準備風景 メンバーと共に
会の準備風景 メンバーと共に

今までに指導した主な学位論文・卒業研究のテーマ

久保 五月
  • 「大腸がん体験者の初期治療後の情報ニーズと情報探索行動」(平成28年度 修士論文)
  • 「終末期がん患者の在宅ケアに携わっている介護職の体験」(平成28年度 修士論文)
  • 「治療を受ける乳がん体験者の母親としての体験 -幼児期・学童期の子どもとの相互作用を通して-」(平成28年度 修士論文)
  • 「前立腺がん体験者の初期治療後の情報ニーズと情報探索行動」(平成27年度 修士論文)
  • 「初期治療を終えた子宮がん体験者の情報ニーズと情報探索行動」(平成26年度 修士論文)
  • 「看護師のがん看護に関する困難感とその関連要因、がん専門病院・一般病院との比較」(平成26年度 修士論文)

その他

在学生の声

本学は、多くの専門看護師を輩出していることや、著名な教授陣の講義を受けることができ、がん看護を学ぶ者には極めて恵まれた教育環境であると言えます。
 また北里大学病院と東病院は、地域がん診療連携拠点病院に指定され多くのがん看護専門看護師を有しており、がん看護学実習・がん看護の研究を行うのに最適な環境であると思います。現在北里大学病院に勤務をしているCNSから最新のがん看護について講義・実習・ゼミの中で直接指導を受ける機会があります。CNSとして必要な実践能力を養えるようにカリキュラムが組まれています。
 更には、他大学との交流・連携を日本だけでなく海外の大学とも積極的に行なっており、看護師としての広い視野を獲得できる環境にあることも、本学の大きな魅力の一つと考えています。是非、私達と一緒に学びませんか。

(修士課程2年生、専門看護師コース)

修了生・CNS取得者の声

大学院修了後から、育児や仕事環境を考慮して日本海が一望できる当院で勤務しています。2009年に石川県では唯一のがん看護専門看護師を取得して、石川県内だけでなく富山県・福井県からも教育依頼を受けて講義を行なっています。
 院内活動としては、集学的がん治療センターで外来化学療法を担当しながら、緩和ケアチームのリーダーとして実践・教育、地域連携を中心に活動しています。都市部ではできないような地域密着型の活動ができて、大変さはありますが、やりがいも感じています。
 北里大学院の利点として、実践的ながん看護の学びを深めることができるのはもちろんですが、同窓生のがん看護専門看護師の方々が数多くいるため、修了後も様々ながん看護に関してアドバイスや研修依頼など協力してもらうことができます。

(我妻 孝則、金沢医科大学病院勤務、集学的がん治療センター/緩和ケアチーム所属、東京都生まれ)

2007年に卒業後2010年にがん看護のCNSの認定を取得しました。本学修士課程には勤務を続けながら通ったので、科目履修生の1年を加え計3年間お世話になりました。カリキュラムは修士論文作成を含め一貫してCNSを目指す者が学習しやすいよう構成されており、先生方には在学中のみならず、卒業後も暖かくご指導ご支援いただきました。働きながら学ぶことの厳しさを身をもって体験した3年間でしたが、北里の修士課程で得たものは認定資格だけではなく、先輩・後輩との交流や同期生との育ち合い支えあいがあり、それはCNSとして働くようになった卒業後の今も私の糧になっています。現在院内6人目のがん看護CNSとして、外来でがん看護の質の向上のためにできることを模索しながら活動中です。

(高橋 靖子、神奈川県立がんセンター勤務)